
18禁のつくりかた
作者:ヨシザワ
16巻まで公開中
18禁のつくりかたは、電子書籍サイト「コミックシーモア」で無料立ち読みできます。
以下では、18禁のつくりかたのあらすじや登場人物の紹介、読んだ感想を記します。
18禁のつくりかたのあらすじ
三島つぐみ24歳。
職業、エロマンガ家。
担当編集者にネームがぬるいと一刀両断される。
このままだとレギュラー落ちだと危機感を煽られる。
なんとしてもレギュラーだけは死守したいつぐみだが、次号描けと言われたのは「処女特集」。
担当からは描きやすかろうとつつかれるが、つぐみは困ってしまう。
つぐみ自身、処女(!)ではあるのだけれど『ネタ切れ』という、マンガ家にとって致命的な悩みが出ていたからである。
AVでネタ探ししていても、気が滅入るだけだったので、バイトの瀬名くんを呼び出し、ヤケ酒に走る。
「ネタ切れ…もう潮時かも」
酒をあおりながら落ち込むつぐみを見て、瀬名くんは
「ネタがないなら、作りましょう」
そう言いながら、脱ぎ始める。
わ、わー!!
一人えっちを手伝ってもらったつぐみは、やったことをしっかりとネタにするが、瀬名くんのことが、頭から離れなくなってしまった。
18禁のつくりかたの登場人物
三島つぐみ
24歳、処女。ずっと仕事と趣味に生きてきた、非リア充・性欲なし。エロマンガ家なのに、AVをまともに見れない。
瀬名くん
つぐみのアシスタントで美大生。背景描きから掃除洗濯まで万能だが、何をするにもお金を取る。本人曰く、お金大好き。
18禁のつくりかたの感想
つぐみを見て思ったことは「今の世の中、けっこういてそう」ってこと。
仕事と趣味に没頭しすぎて、思春期すっ飛ばして、いつの間にか性欲がなくなるパターン。
なくなるというより、忘れる…って言った方が正しいかも知れませんが。
私も性欲どこかに忘れていますねぇ(暴露することでもない)
どのくらいやってたのかわからないですけど、よくエロマンガ家やってこれたな(笑)。
勝手な想像だけど、1本描き終えるごとに、貧弱なマンガになっていったに違いない(笑)。
経験がない分知識で補うしかないけど、その知識すらつぐみにはない。
AVまともに見られないっていうのは、痛いですねぇ。
知識がないなら、経験するしかない。
けど、未知のことだから、どうしても怖いよ(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
恐がりまくってるつぐみを導く、瀬名くんのリードがスマート。
とても自然にリードしてくれるから、受け入れやすかったと思います。
受け入れるつぐみの表情は、とてもそそります。
一つ一つのことを経験していく表情をとても丁寧に描かれているのでいやらしさは全くありません。
最後まで自然だなと思いながら、読めました。
非リア充・性欲なしの人には、読んだらためになりそうな作品。(TLなのに?)
リアリティあふれているわけではないですが、想像力働かせやすいです。
「わかる、わかる」と、うなずいたところがありました。
ええ、とても、複雑な気分です(´д`)
自分のしたことをしっかりネタにするあたり、さすがプロ。